生CMで始めるラジオ広告! 初めてのラジオCMで効果を出す方法

kaita

皆様、こんにちは。トレファクテクノロジーズのkaitaです。

現代人は1日に数百回もの広告と接触すると言われております。

世の中に広告が氾濫した結果、たとえばYouTubeでは一切の広告をブロックできる有料プランが登場し、またクッキー規制などデジタル広告への締め付けも年々強化されている状況です。このように一方的な広告を排除するような動きがある中で、音声広告という手法が徐々に注目を集めるようになりました。近年ワイヤレスイヤホンの普及や、Spotify、Radikoなどのプラットフォームの台頭により、生活の中に音声コンテンツが急速に浸透しています。その流れの中でかつてオールドメディアと呼ばれていたラジオCMも再注目され始めています。

本記事では数あるラジオCMの手法の中でも、初めて出稿する企業様におすすめの「生CM」をご紹介いたします。

生CMは最短で効果を出しやすい、おすすめのラジオ広告!

ラジオにおける生CMとは、ラジオパーソナリティやアナウンサーなどの出演者が、番組内で原稿を直接読み上げる形式の広告です。リスナーにとって馴染みのある声で違和感なく広告を届けられることから、商品やサービスに対する親近感を醸成しやすいことが最大の特徴です。

すこし踏み込んだ話をすると、心理学の分野では「ハロー効果」という言葉があり、簡潔に説明すると人や物に目立った良いところがあると、全体として好意的に感じられるという効果です。ラジオは特定の番組のファンで、習慣的に聴くリスナーが多いことから、この効果を特に発揮しやすいメディアといわれています。

このように生CMはラジオの特徴を最大限に引き出したプロモーションが可能なため、初めてラジオ広告にチャレンジする企業様にも非常におすすめです。

生CMのメリット

放送までの圧倒的スピード感

生CMは原稿さえ用意すれば実施可能なため、最短1週間ほどで放送することも可能です。突然決まったイベントの告知など、急を要するシーンにも活用できます。一方あとでご説明するスポットCMやタイムCM(番組提供)は音源が無くては実施できません。そのため収録スタジオを手配したり、声優さんをキャスティングしたり、BGMを用意したりと、最低でも1ヶ月程度の準備期間が必要となります。

商品・サービスの説明がじっくりできる

1回の放送時間がたっぷり取られているのも生CMの大きなメリットです。短い枠でも60秒、長い枠ですと150秒にわたってPRすることもできます。ほかのCMでは難しい商品やサービスの具体的な魅力や、お客様の声、特別なキャンペーンなど、余すところなく伝え切ることができます。

1回目から効果が出やすい

通常20秒など短いCMでは、大量に出稿することで接触回数を増やし、刷り込んでいくことで認知度の向上を目指します。そのため長期的に得られる宣伝力は大きいものの、効果が現れるまで時間がかかります。一方で生CMは一度に多くの情報を伝えることが出来るので、すぐに商品の購入、サービスの利用につながりやすい特徴があります。

ターゲットを狙ってCMを流せる

ラジオは番組や時間帯によってリスナー層がはっきりと分かれる傾向があります。そのため番組を指定して生CMを実施することで、ターゲットを狙って広告を届けることができます。またパーソナリティのキャラクターや番組の内容と親和性が高い商材であれば、より高い広告効果が期待できます。

【ターゲットに合わせたプランニングの例】

・シニア向けのサプリメントを早朝の長寿番組で紹介

・女性用の化粧品を男性アイドルの冠番組内で紹介

・新発売の洗剤を主婦層リスナーの多いお昼前後の情報番組で紹介

※そのほかの活用事例はこちらのページでも紹介中です

生CMのデメリット

出稿本数に限界がある

番組ごとに差はあるものの、放送1回の生CM枠は1-3回程度が一般的です。また生CMを実施できない番組や、高い反響率が期待できることから人気が集中しているパーソナリティもいるため、希望しても大量の出稿は難しいのが実情です。

刷り込み効果が弱い

番組と一体化した自然さが魅力の一方で、固定の音源を繰り返し放送するCMと比較すると、定着力は弱くなります。認知拡大や商品/サービス名を覚えてもらうことを目的とする場合は、サウンドロゴなどを駆使した印象的なCMを制作することをおすすめします。

単価が高い

20秒の音源を使ったCMであれば1回数万円程度で放送できますが、例えば都内キー局の場合生CMは1回25万円〜が相場です。もちろん放送地域が限定的なローカル番組ではもっと安く実施できる場合もありますが、傾向として固定の音源を使用するよりも単価は高くなります。

ラジオCMの種類をおさらい

ラジオCMには様々な種類がありますが、大きく2つに分けることができます。

番組提供(タイム)

特定の番組を指定して広告を流す方法で、「この番組はOO(会社名/商品名など)の提供でお送りします」という提供クレジットを付けられる事が特徴です。合わせて番組内のCM枠を確保出来るため、番組の力を使って特定のリスナー層の認知を獲得したい場合におすすめです。

契約期間は最低でも2クール(6か月)が一般的なので、長期的な事業成長を後押ししたい場合に有効な手法です。また番組によっては同業態の競合企業を排除できる場合もあり、先手を取ればターゲットへの広告枠を独占できる可能性があることも見過ごせないメリットです。

スポットCM

放送する時間帯や本数などの自由度が高く、柔軟な設計が可能な方法です。

プロモーションの目的によってさまざまな運用が可能で、例えば大きなキャンペーンを展開する場合は、早朝から深夜まで番組を問わずCMを流し続けることも可能です。あるいはシニアに対して訴求したい場合、世代視聴率の高い早朝から午前中だけを指定して集中的に投下するといった運用も可能です。ただし番組内のCM枠はタイム契約が優先されるため、番組を軸にターゲットを狙う場合は上記のタイムがオススメです。

これまでご紹介した生CMは番組の力を活用できるタイムのメリットと、短期間でも実施出来るスポットのメリットを両立していますので、初めての出稿には生CMがオススメです。

代表的な生CM枠

生島ヒロシのおはよう定食/一直線 

1998年の4月から長きにわたって平日朝5時から6時半まで放送している番組。パーソナリティの生島ヒロシは一部界隈では「早朝のレスポンス王」とも呼ばれ、アドリブを織り交ぜた独特な読みで貴社の商品/サービスをPRしてくれます。特にシニアに対する影響力は抜群で、「生島さんが紹介してくれたから」と多くの反響が期待できます。

ジェーン・スー生活は踊る 

リスナーから寄せられたお悩みをパーソナリティのジェーン・スーが解決・共感していく同番組は、主に同世代の女性から強い支持を得ています。また同番組内のコーナー「ススめて!小森谷さん!」では、出演者の掛け合いを含む長尺のPRが可能で、人気の高い放送枠です。

安住紳一郎の日曜天国

聴取者数日本一に輝いたこともある同番組は、幅広い世代のリスナーを持つ人気番組です。安住紳一郎アナウンサーによる安定感のある読みで、視聴者に確実に情報を届けることができます。

まとめ

株式会社トレファクテクノロジーズではグループ会社とPDCAを回してきたノウハウから、ラジオの力を最大限に引き出したご提案が可能です。

実際の出稿にあたってはターゲットに合った企画の立案から、貴社の「これだけは伝えたい!」をもとに原稿や音源の制作、放送局とのやり取りなど一貫してサポートいたします。

ラジオCMに興味がある、やったことがない広告にチャレンジしてみたいという企業様は、ぜひフォームからお気軽にご相談ください。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。