【LINEプロモーションスタンプで集客】費用・制作方法・配布方法をご紹介

rinka

この記事はLINE公式アカウントの運営において、以下のようなお悩みをお持ちの方へおすすめの記事です。

・個人でLINEのサービスは利用しているけれど、最近公式アカウントの運営を任されてどうしていいかわからない

・企業の宣伝をして新規顧客を獲得したいのに宣伝方法も新規のLINE友だちを増やす方法もわからない

・LINE公式アカウントにいる既存の顧客へどうアプローチすれば効果的かわからず、活用しないまま公式アカウントを放置している

この記事ではLINE公式アカウントを使用し認知度向上と顧客獲得を遂げる導線として「LINEプロモーションスタンプ」を解説します。費用、制作方法、配布方法を記載しておりますのでぜひ参考にしてみてください。

1. LINEプロモーションスタンプの仕組み

LINEプロモーションスタンプとは、企業がユーザーに対して条件付きで無料、または無償で提供しているスタンプです。無料の理由は企業がLINEヤフー株式会社に広告費を支払いスタンプを提供しているためです。

2. LINEプロモーションスタンプのメリット

LINE公式アカウントの友だちが増える

LINEスタンプの無料ダウンロードの条件に「LINE公式アカウントの友だち追加」を設定することができるため、新規顧客の獲得にも既存顧客へのアプローチにも適しています。

友だち追加以外にも「アンケートに回答いただくとLINEスタンププレゼント」など、設定できる条件があるのが特徴です。

ブランド認知の向上

LINEスタンプショップ内の無料スタンプ項目に表示されるプランを選んだ場合、企業名を一定期間人目に触れさせることができます。また、LINEスタンプをLINEユーザーが利用することで拡散効果も狙えます。

LINE公式アカウントからHPの流入を増やすことができる

LINEスタンプの無料ダウンロードの条件に「LINE公式アカウントの友だち追加」を設定した場合、興味を持ったLINEユーザーが公式ホームページを閲覧する場合があります。その場合集客効果を得られることがあります。

3. LINEプロモーションスタンプのデメリット

LINEスタンプ入手後にブロックされることがある

無料スタンプ欲しさに友だち追加を行うLINEユーザーは一定数存在します。

ブロック率を下げるためには、企業のターゲット層とLINEスタンプのデザインを合わせる必要があります。また、公式アカウントに興味をひくような仕掛け(診断コンテンツなど)を実装したり、少し興味をもった際気軽に遷移できる公式サイトやSNSの導線と媒体の充実も効果的です。

費用が高額になる場合がある

大きく分けて2つの工程で費用が発生します。

① スタンプ制作時:
LINEスタンプクリエイターに依頼する場合や、著名なイラストレーターに依頼する方法は高額になる傾向があります

② スタンプ配布時:
数種類の方法があり、250万円から3000万円以上と価格帯に幅があります

4. LINEスタンプの制作方法

自社制作する

スタンプ制作アプリや画像加工ソフトを使って自社で制作する方法です。

低額で制作できるメリットはありますが、トレンドやどの程度のクオリティに仕上げる必要があるのか等課題の生じる可能性があります。

LINEスタンプクリエイターに依頼する

「クリエイターコラボ」と呼ばれる方法です。LINEスタンプのクリエイターにデザインを担当してもらえ、クリエイターが自らの媒体で宣伝してくれることもあるため認知度やダウンロード率が企業制作に比べて高くなります。しかし、クリエイターごとに制作費や制作期間が異なるため確認が必要です。

クラウドソーシングなどで外注する

コストを抑えながらもプロに依頼したい場合は直接依頼できるクラウドソーシングのような方法がおすすめです。しかし、サービス内容やスケジュール、技術に個人差があるため契約前に業務範囲やポートフォリオ等確認が必要です。

制作会社へ依頼する

スタンプ制作に実績のある制作会社へ発注する方法です。

トレンドを捉え、質の高いデザインに仕上がりますがクラウドソーシングなどに比べて高額になる傾向です。業務範囲が追加オプションになる場合もあり、制作会社ごとに確認の上数社見積もりを作成してもらうと円滑でしょう。

5. LINEプロモーションスタンプの配布方法

スポンサードスタンプ

スタンプをスタンプショップに掲載する方法です。メリットはスタンプショップを見る多くのLINEユーザーに見てもらえるため、獲得したいターゲットが幅広い場合に効果的なことです。

デメリットは他の方法と比較し高額なことです。価格は8種3500万円〜、16種4000万円〜となっています。

CPDスタンプ

スタンプのダウンロード数に制限を設ける方法です。スタンプショップに掲載する方法も、掲載せず自社配布する方法もどちらも可能です。スタンプショップに掲載する場合は200万円〜、掲載なしの場合は600万円〜となっています。

比較的低価格で、先着キャンペーン等に効果的なのがメリットですが、ダウンロード数が限られる分、ターゲット選定や戦略を慎重に行うことが必要でしょう。

ダイレクトスタンプ

ダイレクトスタンプとは、企業がLINEスタンプショップを経由せず、直接ユーザーに制作したLINEスタンプを提供する自社配布型の方法です。

メリットは、スポンサードスタンプよりも価格が安いことです。スタンプ8種1000万円〜、16種1500万円〜となっています。しかしLINEスタンプショップに掲載されないため、認知拡大が目的の場合は企業自らの積極的な宣伝が必須です。

6. LINEプロモーションスタンプを活用した企業の成功事例

① 江戸川区役所:
江戸川区役所では、成人式の記念品としてLINEプロモーションスタンプを配布しました。口調やご当地キャラクターのLINEスタンプ全8種を作成し、成人式の参加者数を上回るダウンロード数を記録しています

② アサヒビール:
アサヒビールはメルマガやアプリと比較しLINE公式アカウントのお客様の反応が良かったことに着目しました。当初LINEプロモーションスタンプの活用には慎重でしたが、お客様に寄り添った情報を配信できるようになった段階でLINEプロモーションスタンプの活用に踏み切ったそうです。

アサヒビールはスタンプの出稿にあたり、100万人単位で友だちを増やすことを目標に設定。人気キャラクターとのコラボレーションスタンプを制作し、結果としてブロック数を除外した100万人単位での友だち数が増加しました

7. LINEプロモーションスタンプ以外の方法

LINEクリエイターズスタンプとして企業で作成し販売する方法もあります。

クリエイターズスタンプとは、LINE Creators Marketに登録し、審査を通過することで、個人法人を問わず、誰でも販売できるLINEスタンプのことです。

企業がクリエイターズスタンプを制作するメリットは、プロモーションスタンプよりもコストを抑えてスタンプを作成・販売できる点です。イラストを自社でデザインできれば無料で作成できます。ただし、クリエイターズスタンプは無料配布や条件付き配布ができません。そのため企業の認知拡大や集客に直接つなげることは困難でしょう。また、クリエイターズスタンプは多くのスタンプの中から選ばれる必要があります。クオリティやキャラクターの認知拡大は必要不可欠です。サイトやSNSの併用によってキャラクターや企業の認知拡大が肝心となります。

8. まとめ

本記事ではLINEプロモーションスタンプの制作方法と配布方法を、費用を交えご紹介しました!

かくいう私も、マーケティングに携わる前はLINEプロモーションスタンプの仕組みを詳しく把握していませんでした。業務をきっかけにLINEプロモーションスタンプの有用性やLINEスタンプクリエイターと称される方々の影響力を学び、この記事を制作した次第です。

LINE集客の導線として、LINEプロモーションスタンプはLINEユーザーへのメリットが訴求しやすく効果的です。ですが、せっかく新規友だちが増えても大量の公式アカウントが競い合うLINEにおいて認知だけでは顧客の獲得に繋がりにくいのが実情です。

弊社では導線だけでなく「集客」というゴールを見据え、アカウント運用のお手伝いが可能です。LINE公式アカウント本体の充実や集客戦略はもちろん、LINE公式アカウントからの遷移先である公式ホームページの運用や広告にも力を入れております。

お客様のニーズに合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。

※こちらの記事の内容は原稿作成時のものです。最新の情報と一部異なる場合がありますのでご了承ください。